Research

 

医薬品、農薬、機能性色素、香料などの高付加価値な化学工業製品は、多品種・少量生産でありながら高度な分子設計と精密な合成技術を必要とします。

これらの製品の多くには、薬理活性や機能発現に重要な役割を果たす含窒素ヘテロ環構造が含まれています。 

当研究室では、このような高機能化合物の効率的な合成を目指し、炭素−窒素不飽和結合を有するα,β−不飽和イミンやニトリルを出発原料とした含窒素ヘテロ環化合物の新規合成法の開発に取り組んでいます。

特に、従来は多段階の反応を必要としていた複雑な分子骨格を、一連の反応によって効率的に構築できるドミノ反応をはじめとする新規合成反応の開発を進めています。 

これらの研究を通じて、有機合成化学の新たな方法論を創出するとともに、将来的な医薬品や農薬などの高機能化学製品の開発に貢献することを目指しています。

 

(1)三重結合を有するアルキニルイミンを用いた含窒素ヘテロ環化合物の新規合成法の開発

(2)三重結合を有するアルキニルケトンを用いた含窒素ヘテロ環化合物の新規合成法の開発

(3)ヨウ化チタンを用いたシアノカルボニル化合物(ニトリル)のヨウ素化環化反応を経る含窒素ヘテロ環化
   合物の新規合成法の開発